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コカ・コーラボトラーズジャパン(株)発足 新たな展望と課題

2017年4月1日07:04

 コカ・コーラウエスト(株)(以下CCW)とコカ・コーライーストジャパン(株)(以下CCE)が経営統合し、コカ・コーラボトラーズジャパン(株)(以下CCBJI)が1日発足した。

 代表取締役社長には吉松民雄氏が就任。同氏は子会社となったCCWとCCEの社長も兼務する。CCBJIの売上高は子会社2社の合計で1兆円を超え、清涼飲料の販売数量はサントリー食品インターナショナル(株)を抜いて国内首位に立つ。コカ・コーラグループ内の売上高でも世界3位の巨大ボトラーとなる。これから本格的にアジアの市場を獲得していくため、本店所在地は福岡、本社機能は東京に置く。

 経営統合し、これからアジアの市場を狙っていこうと目論むCCBJIだが、足元ではコンプライアンスの問題など不安が潜んでいる。昨年問題となったCCWの孫会社である日本サプリメント(株)の不祥事だ。

 CCWは設立以来健康食品分野には手を出してこなかったが、2010年に青汁で有名な(株)キューサイを買収。2016年~2018年の中期経営計画では清涼飲料事業とヘルスケア・スキンケア事業とのコラボレーションにより売上拡大を目指すとしていた。しかし(株)キューサイの子会社である日本サプリメント(株)が昨年9月、特定保健用食品(トクホ)の許可要件を満たしていないにもかかわらず、トクホである旨を標ぼうし、サプリメントなど販売したとして、景品表示法に違反していたことが発覚した。

 縮小する国内市場から海外への展望を視野に入れるという、従来のボトラーズにはない経営戦略を打ち出したCCBJI。これからさらに大きく飛躍していくために、M&A戦略とヘルスケア・スキンケア事業の取組みが問われる。

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