流通NETIB

不動産業者が本気で取り組む食品スーパー、ジョイフルサン

2017年2月20日15:27

joyfulsun 昨年、長崎市に展開するスーパーマーケット「ジョイフルサン」の事業承継を発表したことで話題になったあなぶきグループ。あなぶきグループは不動産関連事業を中心に介護事業等など幅広い事業を手がける。話題となった一因は、あなぶきグループにとって小売業がまったくの未踏の領域だったことにある。
 昨年2月に、あなぶき興産九州(株)(現・穴吹興産(株)九州支社)がジョイフルサンとのスポンサー契約を締結。同5月に、同社の出資により(株)ジョイフルサンアルファを設立、9月に事業承継となった。新組織の代表取締役に選任されたのは、元・あなぶき興産九州(株)取締役兼北部九州開発事業部長である近藤 陽介氏。当然、小売業は未経験ながら、品揃えやサービスの向上に取り組み、ジョイフルサンの立て直しを図る。

 現在、ジョイフルサンの店舗数は加工センターなども含めて11店。清水店、道の尾店の2件は採算性の問題から閉鎖。売上の主力店舗であった住吉店は、建物の耐震面や老朽化の問題から、一時閉店となっている。
 今、この住吉店で、大規模な再出店計画が進んでいる。
 再出店計画の大まかな構想としては、スーパーマーケットと約100世帯を超えるマンションを複合開発するというもの。1階をスーパー、その上の階をマンションにすることで、スーパーへの来店客数の確保と、マンションの付加価値を高める狙い。
 スーパーとマンションの複合開発はグループ初の取り組みであり、小売業界としてもまだ目新しいもの。デベロッパーとしての実績と能力を発揮し、新規事業に組み込む。

 オープンは2020年3月を目指す。未経験の異業種参入から、新しい小売業のスタイルを形成できるか。引き続き、各業界からの注目が集まる。

【中尾 眞幸】

<流通メルマガのご案内>

 流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームでお申し込み下さい。

※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>

NETIB流通 独自の切り口で流通業界の今を伝えるニュースサイト
 ※最新ニュースはコチラ⇒NETIB流通 トップページ


※記事へのご意見はこちら


― スポンサーリンク ―

トピックスの最新記事

一覧へ
  • MicroAdT用レクタングル