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長距離ドライバーは『旅の職人』 楽しさを多くの人に伝えたい~西日本MR物流 松門龍治社長(後)

2017年1月31日07:00

 福岡県久留米市の総合物流企業、(株)西日本MR物流。代表の松門龍治氏は41歳と若いが、高校卒業と同時にこの道に入ったキャリア20数年のベテランだ。「キツイ、疲れる、給料が安い」と偏見を持たれがちな職業であるが、松門氏は自らの経験から、長距離ドライバーがいかに魅力的な職業であることを熱心に語ってくれた。

新社屋を建設。敢えて1から出直す

haratake かつて長距離ドライバーは、“運ちゃん”と呼ばれていた。だが、今は時代が変わって、セールスドライバーと呼び名も変わっている。ただ運転して物を運ぶだけではなく、礼儀作法を心得て、時には営業マンとなり仕事を獲得する。ドライバーに求められるものは、日に日に増えている。ただし、松門社長はこのような状況に危機感を抱く。「求められるものに対して運賃が追いついてきていない。余計な仕事をさせられることもある。サービスに対してきちんと対価をいただくことができるよう、業界環境を変えていきたい」。言いにくいことであっても、敢えて発言することで、業界環境を良くするための苦労を惜しまない。

 会社を運営していく上で大事なのは人材だ。現在、西日本MR物流は、トラック25台、従業員24名を抱える所帯にまで成長したが、人材の確保にはいつも頭を悩ませている。「人を寄せてこられるかどうかで運送会社の大小が変わってきます。人がいればどんなことでもできる。規模を拡大して収益を上げ、従業員にたくさん給料を払える企業になりたい」と夢を語ってくれた。

 昨年12月に新社屋が完成し、新たな気持ちで事業をスタートさせた。近い将来、敷地内に物流倉庫を構え、九州各地に拠点を作る構想を持つ。「新社屋を作ったことで銀行から借り入れを行いました。今は、独立したばかりの頃の気持ちです。毎日きつかったあのころを思い出して仕事をしています。敢えて1から出直し、厳しい環境下に置くことで、10年後もその後も企業を永続化できると信じています。苦労を跳ね飛ばして10年後、今よりも立派な企業になることを目指して頑張っていきます」。

 旅の職人を自認している松門社長は、人との出会いを大切にして生きてきた。「人との出会いは無駄がありません。むしろ自分のためになる。これからも新たな出会いを求めていきたい」。これからも旅の職人として、仲間を広げていきたい考えだ。

(了)

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