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リテール加入で変わるか、マルキョウの現状と課題(1)

2016年11月7日14:32

 九州エリアの食品スーパーで第4位の売上規模を誇る(株)マルキョウ。来年3月1日には、地場スーパーの広域連合づくりを目指す(株)リテールパートナーズと経営統合して傘下に入り、九州スーパー業界で第3極を主導する存在に加わる。それにともない、10月21日には3年間におよぶ西日本鉄道(株)との資本提携解消を発表。業務提携は維持するとしているが、業界再編には何が起こるかわからないことを示した。
 提携解消直後の10月28日には、販売した惣菜に不適正な表示があったことが判明。今年8月に九州農政局から同様の問題について改善指示を受けていたが、教訓が活かされていなかったことが明らかとなった。

 マルキョウの来歴から現状を精査し、今後の課題を示す。

 マルキョウは、1964年12月に創業者の斉田弥太郎氏が福岡市銀天町に(株)丸共ストアーを設立したのが始まり。第1号店の雑餉隈店を開店し、一般食料品、日用雑貨の販売を開始した。その後66年12月に鮮魚、翌67年4月に精肉、68年1月には青果の販売を開始し、徐々に食品スーパーとしての体勢を整えていった。

marukyo-min 68年11月には2店舗目となる香椎店をオープンし、以降本格的に店舗展開を開始する。70年12月に北九州地区1号店となる折尾店、71年に筑豊1号店の後藤寺店、72年に大牟田1号店の四ツ山店を開店。83年にはフランチャイズチェーン展開を開始して福岡県下で商圏を広げた後、北部九州一円に店舗展開を拡大させた。85年5月に商号を(株)マルキョウに変更。そして90年4月、福岡市に本社を置く食品スーパーとしては初めて福岡証券取引所に上場を果たした。

 創業者の斉田弥太郎氏が長らく社長を務めていたが、97年に社長業を長男・克行氏に譲り、自身は会長職に就いた。しかし、長男・克行氏は体調面に不安があったことから、2001年に社長業を次男・敏夫氏に譲る。現代表取締役会長の敏夫氏は3代目の代表取締役社長となった。そして11年7月に創業者・斉田弥太郎氏が85歳で死去。取締役副会長だった克行氏は、斉田弥太郎氏の死去により取締役会長となった。そして14年12月に克行氏が退任、敏夫氏が代表取締役会長に、取締役だった富松俊一氏が代表取締役社長に就任し、現体制となった。
 なお、生前、弥太郎氏が保有していた自社株式423万6,000株は、12年5月付で夫人の斉田キミヨ氏が相続した。

 現在、マルキョウは福岡55店舗、長崎16店舗、佐賀8店舗、熊本4店舗、大分5店舗の全88店舗を展開。15年9月期決算は、売上高844億1,700万円、経常利益は26億8,500万円で、売上高経常利益率にして3.18%と高収益を誇る。
 次項では、業績の推移と店舗状況を見ていく。

(つづく)

<COMPANY INFORMATION>
(株)マルキョウ
代 表:斉田 敏夫
所在地:福岡県大野城市山田5-3-1
設 立:1964年12月
資本金:59億9,600万円
営業収益:(15/9連結)847億1,200万円

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