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流通業界、市場変化の臨界点(30)

2015年9月9日09:47

もう1つの市場

ryutu

 上は、米国ノンGMO(非遺伝子組み換え)食品の伸び率である。米国ではトウモロコシや大豆、コットンが3大作物になるのだが、それはまた、遺伝子組み換えの3大作物でもある。
 なかでも大豆は90%、綿花も50%が、遺伝子組み換えで栽培されているという。このような状況下で、家畜飼料のほとんどに組み換えトウモロコシが使用されていることを考えると、消費者がそれを口にしないことはほぼ100%不可能である。

 こうしたなかで動き始めているのが、食の安心、安全に対する取り組みである。消費者団体や高質スーパーが中心になり、環境保護と健康志向を論点にしていろいろなツールを使い、非遺伝子組み換え作物の消費を訴えている。
 オーガニックや非遺伝子組み換え食品は価格的な問題もあり、食費支出全体に占める割合は小さいが、それでも毎年2ケタの伸長率を示している。

 我が国では食の生産分野に対しての消費者の信頼度が高いため、今のところこのような現象は顕著ではないが、それでも生産直売所の増加や販売額の伸びは、食の安心・安全ニーズが小さくないことを示している。このような潜在ニーズの掘り起こしも、これからの生存競争には欠かせない取り組みかもしれない。

(了)
【神戸 彲】

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