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(株)あらい 海外進出はインドネシアから

2015年8月3日13:25

「博多一番どり居食家あらい」1号店の空港東店 (株)あらいは6月、インドネシアの「イオンモールBSDCITY」フードコートに、「HAKATAICHIBANDORI EXPRESS」を進出させた。3年ほど前から海外進出検討。交流のある飲食業者が海外進出をするなか、知名度の高い同社へも進出の打診があった。代表の新井誠氏は、「日本の人口減は不可抗力。今後業容を維持するには、海外進出検討は不可欠」と本格検討に入った。当初はカンボジアへの進出も検討したが、市場規模や進出形態を見極めて、インドネシア進出となった。「人口が2億4,000万円とASEAN屈指。富裕層以外でも購買力のある消費者が多い」(新井社長)ことが決め手となった。本格展開に備え、今回は現地パートナーに運営を委託しての進出となった。

 もともとあらいは食肉卸を手がける。福岡県が開発した「はかた一番どり」の普及を目指し、1997年にあらいフードサービス(株)を設立。2000年に東区原田にアンテナショップとして「博多一番どり居食家あらい」を出店した。売場面積20坪、40席の店舗は、たちまち人であふれる大繁盛店となった。当初は直営での展開のみの予定だったが、販売先からの強い要望に応えるかたちでFC展開に進出。短期間で急速に展開を加速。現在でもFC募集には消極的に関わらず、全90店のうち7割以上の65店がFCだ。人気の理由は、チェーン店との関係にある。同社として加盟店に必要なのは、当初の加盟料と保証料併のみ。売上に応じたロイヤリティは一切求めて来なかった。FCビジネスとすれば妙味がないが、「弊社はもともと販売業者。はかた一番どりの消費が伸ばすことが一番」と考える(同)。「加盟店さまのなかには弊社よりはるかに高いFCノウハウを保有する企業もある。指導はおこがましい」と謙遜する。加えて店舗展開は目配りできる範囲に留めている。「フランチャイジーは、もともと弊社のお客さまや紹介がほとんど。臨機応変に対応できる範囲でのみ出店している」――これが群雄割拠する飲食業界でブランド力を維持している要因だ。

 今後、国内では郊外の大型店に注力する方針だ。「地方都市のなかには飲食店はあるが、100席を超える大型店がなかなか見つからないという土地柄も少なくい。親戚や仲間など大人数で集える場を提供し、喜んでいただきたい」と期待を寄せる。
 また、好調な滑り出しを見せた「HAKATAICHIBANDORI EXPRESS」を鑑みて、海外はインドネシアからの展開を中心に見据えて行く考えだ。

<COMPANY INFORMATION>
(株)あらい
代 表:新井 誠
所在地:福岡県古賀市青柳3272-17
創 業:1947年12月
設 立:1979年8月
資本金:1,000万円
業 種:食肉卸
売上高:(15/4)46億円

■関連会社
あらいフードサービス(株)
業 種:博多一番どり居食家あらい運営
(株)サンキョーフーズ
業 種:精肉、惣菜小売

■店舗数
直営:福岡12 山口7 広島1 島根1 熊本2 大分2 合計25
FC:福岡24 山口2 広島2 香川1 愛媛3 佐賀5 長崎2 熊本20 大分3 鹿児島3 合計65

■インドネシア 「HAKATAICHIBANDORI EXPRESS」
モール名称:イオンモールBSD CITY
所在地:インドネシア共和国バンテン州タンゲラン県BSDシティ区

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