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イオン、イズミが主導。第三極も台頭(2)

2015年7月31日10:10

 少子高齢化による市場縮小を背景に流通再編が本格化している。主導しているのはイオンとイズミの2強だが、中堅スーパー同士が組み“第三極”を目指す動きも顕在化してきている。7月には丸久とマルミヤストアが経営統合し「(株)リテールパートナーズ」を発足させ、さらに西日本の同業者に参加を呼びかけていく。ディスカウントストアやドラッグストアとの競争激化も再編を加速させる要因となる。

レッド、イオン傘下で改装

月1店で改装のレッドキャベツ(干隈店) イオンが連結子会社化した(株)レッドキャベツ。2015年3月、「シュロアモール筑紫野店」(筑紫野市)を皮切りに4月干隈店(福岡市城南区)、5月松並店(長崎県大村市)と1カ月に1店のペースで改装に乗り出している。干隈店はベーカリーを導入したのをはじめ、什器備品類を一新、レジ後方のスペースを広げるなどサービスを改善した。「改装店の売上は絶好調」と岩下良社長は満足げだ。レッドキャベツは財務内容が悪く、改装投資もままならなかった。

 イオンは九州ではイズミにM&Aで出遅れていた。マックスバリュ九州があり、同社を通じてSM事業を拡大する戦略だったためだ。しかし、業績不振の地方スーパーがイズミの軍門に下っていくのを座視するわけにはいかなくなった。

 レッドキャベツをマックスバリュ九州の傘下に置かなかったのは、同社の地域性と独自性を尊重するためだ。マックスバリュとは一部競合するが、それぞれの特徴を生かすことで全体として地域でのシェアを拡大していく。

 9月からダイエー店舗の再編にともない、九州の総合スーパー24店はイオン九州に、SM14店はマックスバリュ九州に移行する。イオン九州2,422億円、マックスバリュ九州1,478億円、レッドキャベツ316億円にダイエー約800億円を加えるとイオングループ3社の売上合計は5,000億円に迫る。イズミグループの九州地区売上2,240億円に2倍以上の差を付ける。

(つづく)

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