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「ガソリンは儲からない」1リットルで儲けはわずか2円

2015年5月28日13:47

ガソリンスタンド とある九州のガソリンスタンド(以下、GS)経営者のA氏によると、ガソリンで相変わらず利益が出ない状況が続いているそうだ。A氏のGSは地域で4店舗経営している。

 「今に始まった話ではないが、ガソリンは儲からない。今、うちのスタンドでは1リットル135円で販売しているが、石油元売から購入するのは同133円。つまりは1リットル売って2円しか儲からない」(A氏)。

 本来ならば140円、150円の値を付けて販売したいのだが、価格を高く設定すれば今度は逆に売れなくなる。「うちの会社はガソリンだけ売っていたらとっくに倒産してる。うちは幸いにも特殊油である潤滑油を販売していたから助かった。昔は潤滑油を売ってるところも多くて競争してたけど、今は少なくなったからね」とA氏は続けた。

 普通乗用車に、ガソリンが空に近い状態で満タン給油すれば大体35~40リットルほど入る。しかし、1台給油して80円しか儲からなければ、相当な数の車に給油してもらわなければ採算が取れない計算となる。

 「石油元売が業界再編されたように、現在は多すぎるGSを石油元売主導で再編しようとする動きも出ている。だから、ほかの大手のGSは我々のような小規模GSのような高い金額では買ってないのかもしれない」(A氏)。

 昨年と比べて今はガソリン価格が安くなっている。たまに価格の高いGSを見かけると、“原油価格は値下がりしているのにあそこGSは高い!”などと不満を漏らすことがあったが、GSの悲惨な状態がわかると、複雑な心境になってしまう。

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