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西新のかくれ家から有名店へ~創作串揚げ「ひょうたん」

2015年4月8日14:27

谷村 直也 オーナー 西新商店街の小路。道幅80cmの石畳を抜けた左側に昭和初期の趣を残す古民家がある。地元の食通が通う串揚げ「ひょうたん」だ。
 ランチタイムには女性客が席を埋める。長年通う男性客は「かくれ家として活用していたがもはや有名店になってしまった」と複雑な思いを語る。オーナーの谷村直也氏は学生時代から飲食店で修業。串揚げを含む様々な業態を経験して1999年に帰福し早良区で創業した。屋号は東京時代の住居名にあやかった。「お世話になった家主さんに『出世部屋だ』と伝えられ感謝の思いも込めて「ひょうたん」と名付けた。
 2005年に現在地に西新本店を移転。すると文字通り「出世」を果たしていく。

 串揚げ店として女性から高い支持を受ける理由は細やかさ。素材は「菜の花ベーコン巻」や「タケノコ」など旬の野菜を含めその日に使いきる。100%国産米油を使用していることから「むかつきがない」と子供連れの女性や高齢者からも喜ばれている。苦手な食材ははじめに伝えることが可能。タレはレモン、塩、ソース、タルタル、柚子味噌が揃うが、食材ごとにアドバイスがある。
 ディナー・ストップコースは「ストップ」をかけたところで揚げをとめるので空腹度合いで本数を調節できる。店長の久岡愛さんは、頃合いを見て適度なタイミングで揚げていく。
 随所に垣間見える店づくりに谷村氏の思いが透ける。「これまでお子様、有名人、経営者など年齢、立場に関わらず喜んで頂いた。素晴らしい仕事」と誇りを持つ。ところが「若いころは家を借りるのも苦労するほど、飲食業従事者への評価は低かった」と言う。「飲食業の地位を上げたい」と、世間の評価とのギャップを埋めるため業務に向き合い続けた。

久岡 愛 店長5種類のタレ

 11年には博多駅前4丁目のオフィス街に博多店をオープンし現在は2店舗体制を敷く。繁盛店ゆえ、ピーク時には満席のため入店をあきらめるお客も出始めた。「ご要望にお応えしたい」と近年団体客を対象に別館を構えた。また、懸命に働くスタップのためにもポジションを提供すべく、次なる新店も見据えるが、「育てて頂いたお客様に中途半端なものは出せない」と、はやる気持ちを抑えて人材育成に力を注ぐ。
新たなかくれ家の出現を「ひょうたん」ファンは待っている。

串揚げひょうたん串揚げひょうたん

■串揚げひょうたん 西新本店
所在地:福岡市早良区西新5-1-11
TEL:092-847-3194
営業時間:ランチ 午前11時30分~午後2時30分/ディナー 午後5時30分~午後11時30分(最終入店:午後10時)

■串揚げひょうたん 博多店
所在地:福岡市博多区博多駅前4-4-23第三岡部ビルB1
TEL:092-474-1666
営業時間:午後5時30分~午後11時30分
※休日:西新本店、博多店とも月曜日(祝日の場合翌火曜日)

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