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佐藤食品(株)、佐々木冷菓 前回より2割増の盛況に、「FOODLIFE2015」開催

2015年2月16日17:49

20150216_fl01 和洋日配食品卸大手の佐藤食品(株)(本社:福岡県行橋市、佐藤政治社長)と総合フローズン商社の(株)佐々木冷菓(本社:長崎県佐々町、佐々木繁社長)の共催の展示商談会「FOODLIFE2015~春夏合同展示商談会」が12日、13日の2日間、福岡市博多区の福岡国際センターにて行われた。

 会場には両社の取引先らがブースを出展。今年の春夏の新商品などを試食しながら商談を行うというもので、北は関東、南は沖縄までの小売業関係者らが2日間で、301社627名来場した。「(前回より)2割増」(主催者発表)となり、関心の高さがうかがえる。

 この合同商談会は年2回開催され、毎回、地元メーカーをはじめ、関東、関西の数多くのメーカーが参加する。記者が取材に訪れた13日は、正午過ぎから賑わい始めた。スーパーのみならず地域の活性化に向けて地方自治体の職員、商工会の職員などが商材を探しに来るなど、スーパーマーケット、卸売、メーカー以外の人たちにも関心を持たれている。
 「関東、関西を見てもローカルに特化し、これだけの商材が集う会はほかにはない」と、佐藤食品(株)の佐藤美徳専務は自信を持って語る。同社は、九州各地に配置された物流網を活用し、リードタイムに合わせた商品供給体制によりクライアントの信頼も厚いが、この物流網を活用できるのも、メーカーの協力があってこそ。「佐藤、佐々木の展示会は(商品の展示数も多くて)凄いようだ」と口コミで広がるほどだ。

<妖怪ウォッチでデフレ脱却か>

 「この会では、メーカーが作ったものを実際に試食できる。小売業の業界環境が変わっていくなかで、お客様、メーカー様の情報交換ができる場、コミュニケーションの場となってくれれば」と(株)佐々木冷菓の佐々木裕二専務は、この合同商談会について語る。

20150216_fl02 スピーディーさと機動力、提案力が売りの同社は、良い事例はすぐさま顧客フォローにつなげる。たとえば江崎グリコのリンクルパティーナというアイスクリームがある。今年の冬は子どもたちに人気アニメの妖怪ウォッチのイラスト入りのパッケージとコラボ企画で売上を伸ばしている。ここ数十年はデフレにより、アイスクリームのファミリーパックは値下の嵐となり、以前は600円前後で販売されていたが、現在では300円前後で販売されることが多い。しかし、この商品は500円前後と通常よりも200円ほど高い。「12月1日に発売され、単品の売上高は現時点で前年対比300~400%の大ヒットとなった。改めて企画が良ければ売れることを実感した」と佐々木専務は語る。

 現在、アイスクリームは通常よりも価格が少し高めなプチ贅沢品が売上を伸ばしているという。原料価格の高騰により、小売側は価格を上げざるを得ない苦汁の選択を迫られているが、企画力さえあれば少し高めの商品でも売れるようになってきたと言える。また、ハーゲンダッツは陳列方法を面が見えるように工夫して並べ替えただけで売上が120%を超えたそうだ。

 ちょっとした工夫で商品は売れ行きが変わる。販売促進、売上アップのためのヒントがあるこの合同商談会。次回は秋冬の合同商談会で、7月に開催予定だ。

【矢野 寛之】

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