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(株)リョーユーパン 伝統のマンハッタンで企業ブランド力を高める

2015年2月6日10:50

期間限定で発売された「プレミアムマンハッタン」 1974年の発売以来、常に売上の上位に入るロングセラーのマンハッタン。(株)リョーユーパンはこの誕生40周年を記念して、「プレミアムマンハッタン」が2014年10月1日から3カ月の期間限定で発売された。

 商品はサクッとした食感をさらに向上して、ストロベリー&ラズベリー風味など3種類をラインナップ。パッケージもデラックスに目立たせ、従来のマンハッタンより賞味期限を10日程度まで拡大させた。

 マンハッタンはかつてテレビの全国放送で紹介され、「幻の」と冠がつくほどの人気を誇った。そのため、今回のプレミアム発売は再度注目を集めるかたちで、販売戦略は見事に成功。関東地域でマンハッタンを売っていないので、九州を訪れた際はまとめて買って帰るファンなどで、お土産としても高い注目を集めた。

 「スーパーやコンビニでコーナー展開しました。1個150円の定価販売にもかかわらず、4品種で発売から20日足らずで100万個を売り上げるなど、非常に好評をいただきました。従来のマンハッタンとの相乗効果は抜群でした」と、恵良薫社長は手応えを感じた様子だ。

 開発には各部署の意見が集約された。大ヒットを受けて、第2弾の企画にスタッフの士気も上がる。並行して同社のキャラクター「リョーちゃん」にもスポットが当たり、手拭やボールペン、メモ用紙などメーカーとのグッズも誕生、市販されるなど副産物も生んでいる。

 一方、市場は業界全般的にまだデフレ脱却はしきれていない状況で、売上確保を図るべく販売エリアを拡大すれば、物流コストもかさみ、コストアップ要因ともなりかねない。

(株)リョーユーパン 代表取締役社長 恵良 薫 氏 そのための対策として、「営業エリアの限定によりメリハリのある営業戦略を図り、さらに、商品力を強化する必要がある。菓子部門において『よもぎ焼』『栗焼』などのヒット商品が生まれており、プレミアムマンハッタン同様、商品の開発力とマーケティングに磨きをかければ、まだまだ伸ばせる素地はある。また、直営店の店舗戦略においては、フローズン・ドゥ工場を生かして、ライバルのパン企業が撤退した不振のインストアベーカリーを引き受け、『ワンミリオンベーカリー』として再生した成功例がいくつもあり、このシステムは当社にとって大きな武器となる」(恵良社長)。

 今後は、「ムリ・ムダ・ムラを、さらになくして利益率を上げ、流通を含めた“改善”に取組む必要がある。しかしながら、安心安全の顧客満足が第一であり、お客さまが美味しいパンを食べて、幸福感が味わえるような商品づくりを進め、さらなる技術の向上とCMなどにより、企業のブランド力と認知度を高めていきたい」(恵良社長)。

【釼 英雄】

<COMPANY INFORMATION>
代 表:恵良 薫
所在地:福岡県大野城市旭ヶ丘1-7-1
設 立:1950年5月
資本金:1億8,500万円(リョーユーパングループ)
TEL:092-596-3748
URL:http://www.ryoyupan.co.jp

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