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ユアーズ譲渡説の真相は?

2014年11月25日13:30

sora9 4月の消費増税後、各地のスーパーのM&A情報が地場流通業界の中で飛び交っている。中でも中堅スーパーで九州北部において「丸和」の屋号で店舗展開している(株)ユアーズ(本社:広島県海田町、根石紀雄社長)が、とある大手飲食企業に買収されるという情報が入った。これについて同社は「弊社は上場企業ではないので、今までそのような質問にお答えしたことはありません」と事実上のノーコメント。なお、大手飲食企業にも取材を試みたが、「弊社は子会社でスーパーマーケット事業も手掛けているが、(ユアーズというスーパー自体を)知りません」と広報は否定している。

 今年1月末に(株)イズミ(本社:広島市東区、山西泰明社長)が(株)スーパー大栄(本社:福岡県北九州市、中山勝彦社長)との間で資本業務提携を結んだ。その後、(株)イズミは同年7月に熊本市内で大型スーパーなどを展開する(株)広栄(本社:熊本市南区)を買収した。
 同年9月には流通最大手のイオン(株)(本社:千葉市美浜区、岡田元也社長)が(株)レッドキャベツ(本社:山口県下関市、岩下良社長)との間で資本業務提携を結ぶなど大手主導によるM&Aが加速化している。それだけに中小スーパーを中心に大手に飲み込まれるのではないかとの情報が錯綜する事態となっている。

 (株)ユアーズの2013年9月期は営業収益(不動産賃貸収入などの営業収入を含んだ売上高)が595億4,900万円と前年同期比で4.49%の減収となった。営業利益は9億1,000万円、経常利益は7億200万円を計上したものの、当期純利益は特別損失を8億6,100万円計上したことで500万円の赤字となった。同社は広島県を地盤にしたスーパーマーケットで、かつては高収益スーパーとして知られていたが、2005年1月に(株)丸和(本社:福岡県北九州市)との間で資本業務提携を結び(のちに子会社化)、山口県と福岡県などに店舗網を拡大したことが経営の重荷となり、10年6月に事業再生ADRを申請した。現状は、減収基調となっているものの、期間損益は黒字基調で定着し、財務は改善傾向にある。それゆえに浮上した同社のM&A説。業界で名が知られているだけに譲渡説が広まったといえる。

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