流通NETIB

江頭エーザイ、江頭政男の挑戦(前)

2014年8月25日14:27

 お客である地域住民のニーズに応えて進化し続けてきたドラッグストアがある。福岡県大川市に本店を構える(株)江頭エーザイ(本社:福岡県大川市大字幡保157)だ。9月3日には、地元住民のたっての願いでもあった整形外科などの診療所を本店2階にオープンする。食品スーパーにドラッグストア、調剤薬局、そして診療所が加わった今までにない施設が誕生する。医食同源と一心同体をかけ合わせた”医食同源”の施設となる。代表取締役の江頭政男会長は、「17年前の生鮮食品の導入と同じ。お客様が望むことで、地域のためになるからやる、それだけです」と話す。

<”医食同体”で高齢社会を乗り切る>

平日午後3時、雨天でもほぼ埋まっている駐車場 江頭エーザイはドラッグストアでありながら、生鮮4品を扱うディスカウント食品スーパーでもある。今でこそドラッグストアが食品を扱うことはさほど珍しくないが、江頭エーザイが生鮮食品を導入したのは、今から17年も前の1997年のこと。当時は大手ドラッグストアでさえも莫大な費用がかかると生鮮食品の導入には難色を示す時代だった。江頭会長は「薬は2、3カ月に一度の来店で事足りるが、食料品・日用雑貨は毎日でも足を運んでいただける」と生鮮食品の導入を決めた。これもすべて地域のため・地域の人々の健康で豊かな暮らしのためだ。

e1 e4

 「近隣に新規オープンのお店ができれば、そちらへ通われるお客様もいますが、しばらくするとうちへ戻っていらっしゃることが多いですね」と江頭会長。なぜ江頭エーザイ本店はこれほどまでにお客のハートを掴んでいるのか。本店のアイテム数は2万点以上。何でも揃うという利便性に加え、「同じ品なら必ず安い」をモットーにエブリデーロープライスを貫いている。毎日安いが毎月10日の「江頭エーザイの日」はその上を行く激安商品が目白押しで、しかもポイントは10倍だ。平日でも朝から駐車場が満車になり、店内入口付近には開店前から多くのお客が押し寄せる。開店すると、激安商品を買い求めるお客で店内はごった返す。平日でも1800人ものお客が来店するが、毎月10日の来客数は毎回5,000人を超える。お客は「キレイで安くて新鮮だから重宝している」、「ここ(本店)でばかり買い物しちゃう」と話す。豊富な品ぞろえとディスカウントストア顔負けの価格にはお客もやみつき。新規出店のスーパーに一度は浮気しても自然と戻って来てしまうのは仕方のないことかもしれない。

e5 e3

 江頭エーザイはドラッグストア。本店で提供しているのはもちろん食品だけではない。医薬品、化粧品をはじめ、日用雑貨、ベビー用品、ペット用品、文具なども充実している。そのなかでも化粧品部門には力を入れている。青果コーナーの隣には、ドラッグストアでもなかなか見ることができないような立派なカウンセリングコーナーが設けられている。定期的な無料お肌診断やお手入れ会を行うなど、良さを実感していただくことを大切にしている。「お客様は商品につくのではなく、お客様は人について下さる」と語る江頭会長。スタッフの質にこだわり、サービスを徹底にこだわり、そのやり方は売上という形でお客に評価されている。資生堂・カネボウを中心に取り扱っているが、その売上げは毎年全国でもトップクラスだ。10年前には店内の別室にエステルームを作った。エステはアジアで開かれる大会にも出場するようなプロが完全予約制のもと個室で施術を行う。施術前の相談・カウンセリングは無料。納得のいくまで相談した上で施術を受けられる。お客の満足を1番に考えたサービスとなっている。

(つづく)
【山崎 由梨奈】

| (後) ≫

<流通メルマガのご案内>

 流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームでお申し込み下さい。

※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>

NETIB流通 独自の切り口で流通業界の今を伝えるニュースサイト
 ※最新ニュースはコチラ⇒NETIB流通 トップページ


※記事へのご意見はこちら


― スポンサーリンク ―

トピックスの最新記事

一覧へ
  • MicroAdT用レクタングル