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今泉調剤薬局 街に明かり灯すため、薬局が業態変更

2014年12月18日11:28

(有)今泉調剤薬局 作元誠司代表 佐世保市に調剤薬局を展開する(有)今泉調剤薬局(本社:長崎県佐世保市万徳町、作元誠司代表)が10月16日、本店を「ニューデイリーヤマザキ」へと業態変更した。

 同社は1902年に薬局を開設して以来、100年以上も佐世保市で薬を提供し続けてきた。今回、コンビニに業態変更したのは万徳町の本店。「1902年開局の歴史ある店舗が、新たな挑戦の第一歩になったことは非常に感慨深い」と同社代表取締役社長の作元誠司氏。

 業態変更するにあたり、同社はデイリーヤマザキを全国展開している山崎製パン(株)と業務提携契約を結んだ。数あるコンビニ運営会社のなかから、山崎製パンを選んだのは、「自由度の高さ」が決め手だったという。「コンビニに業態変更したものの、薬局をやめたわけではありません。あくまで、私たちの仕事は薬を提供することにあります」と語り、コンビニへの業態変更は必要とする方々の手元に薬を届けるためのひとつの手段であるとの考えを明かした。

 同店での取り扱いは大衆薬のみとなっているが、最寄りの調剤薬局である清水店と連携し、地域医療に貢献していく。作元氏は「最初は『何となく立ち寄ったコンビニに大衆薬があった』という形でも、『薬局に行くつもりで足を運んだらコンビニになっていた』という形でも良いんです。とにかく一人でも多くの方に認知していただきたき、以前より気軽に足を運んでいただけたら」と語る。

 同店のある通りは商店街。以前は専門店が立ち並び、一時はスーパーマーケットが出店するほど集客力のある土地だった。近隣住民の買い物の場として賑わっていた商店街だが、今やその面影はない。町の寂れ具合は夜になるとさらに顕著になる。店の多くが早くに閉店してしまうため閑散としていて真っ暗になる。その通りにコンビニの明かりが灯るのだ。町の防犯に貢献することも期待できる。

 商店街からスーパーマーケットなどが姿を消したことで、ちょっとの買い物に困っている現状があったが、近隣住民の需要を満たすお店として地域の人々の役に立つことができる。自由度を活かし、利用者に喜ばれる商材を置きたいと話す作元氏。しかし、あくまで自身は薬剤師でコンビニ経営はド素人だというスタンスは崩さない。
 作元氏は、「薬はお医者様でも売ることはできません。だからこそ薬剤師の本分を忘れず、これまで以上に薬剤師として責任を果たしていきたい」と決意を語った。

hontenコンビニ内の大衆薬売り場

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